とっくに限界を超えていた/大野倫9

とっくに限界を超えていた/大野倫9

2018年02月22日 | 高校野球

大野は覚悟を固めた。大阪桐蔭との決勝戦の前夜。神戸市内の宿舎で監督の栽弘義から右肘をマッサージしてもらった。春先に痛め、ずっと痛みが取れない右肘だった。 大野も栽も、とっくに限界を超えていると分かっていた。だが、2人とも翌日の登板について話し合うことはなかった。「監督とエースは一心同体だよ」。

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